看護師業界はいまだに女性がメインです
私がいた病院は、男性看護師が1割程度しかいませんでした
看護学生もしかりです
看護学生時代、私の学年は80人中、男子は10人でした(今年は多いねとよく言われていました。笑)
看護師を目指そうと考えているが、男性が女性社会の中でどのように過ごしているか気になる方もいらっしゃると思います
ということで今回は私が看護学生時代に経験、体験しどのように関係性を築き上げていったかをお伝えできればと思います
友達作り
看護学生は勉強の3~4年間を過ごします
しかし、チームワークが必要なので同学年の学生と交流を深め、関係性を気づくことも大切であると感じています
私は激しく人見知りなので他の学生とはゆっくりと仲良くなっていきました
それでは学生同士仲良くなるまで、順序を追ってお伝えしたいと思います
入学式
最初に顔を合わす場面は入学式です
体育館で全学生がそろった時にはまず男子学生を探していました
入学式後は教室に行き、席が隣になった男性社会人の方と自己紹介をしてその日は終了
何よりも自分の人見知りを発揮しすぎてそれ以外は誰ともしゃべることができませんでした
授業開始
入学式の次の日から授業が開始されました
初日はみんな同じ高校から入学してきた人通しや、コミュ力の高いママさん同士がすぐに仲良くなり楽しそうに話していた記憶があります
その枠組みから外れた私たちはとにかく緊張し、スマホをただいじっていました
それではこの時点で何をきっかけとして他の学生と話すようになったのか……
- 男子ロッカーで男子同士仲良くなる
- ママさん学生が気軽に話しかけてくれる
- 山のようにあるグループワークがきっかけ
男子ロッカーきっかけ
男子同士は確実にロッカーで話すきっかけが生まれます
また先輩も一緒なので休み時間に行くと和気あいあいとした空気がいつも流れていました(実習期間の先輩はピリピリしていましたが……)
1週間もすると難しい授業の乗り切り方や隣のクラスの人たちとの情報交換場になっていました
また、先輩が全学年の男子を集めて男子会を、入学て1週間くらいの時期に開いてくれました
女性の中にいる少人数の男子が一致団結したような感じでとても楽しかったです
ママさん学生きっかけ
ママさん学生は基本的に誰にでも気軽に話しかけていました
休み時間など井戸端会議のように自己紹介をしあったり、いろいろ質問をしてくれました
ママさんきっかけで教室にいるときの緊張がほぐれたといっても過言ではありません
また、ママさんと仲良くなるといろいろな学生との橋渡しをしてくれるため、一番の壁であった現役で入学してきた女子学生とのつながりを作るうえでの大きな助けになってくれました
現役の子に対しては娘・息子と接する感じと話していました
ママさんのコミュ力は偉大ですね
グループワークきっかけ
看護学生の授業はグループワークを中心に進めていく授業が多くあります
対面だけの授業とは違い、グループ内で作業を分担したり課題を解決したり、意見を出し合ったり
グループに課せられた課題があることで自然とグループ内で会話が生まれていきます
そして課題が終わると一体感と、達成感が生まれ授業外でも気軽に話せるようになります
基本的に看護学校の狭き門を潜り抜けてきた人たちなので、思っているほど癖があったりわるい性格の人はあまりいませんでした
逆にそのような学生は成績不良で退学になったり、うまくなじめず1匹オオカミになっていました
当たり障りなく過ごしていればみんな自然とともだちが出来ていたような気がします
サークル
私が通っていたのは全校生徒が250人ほどの専門学校でしたがい来るかのサークル活動がありました
主にバスケ、フットサル、バレーボール、バドミントンがありました
参加するのは主に現役で入学した学生で若々しい空気が流れていました
どれも盛んで多くの学生が参加していました
私は、バスケとバレーボールの経験があったためこの2つに参加しました
先輩も参加していたため学年の壁なくみんなで楽しく汗を流していました
また、私の学校は1学年に2クラスあったため、サークルを通して隣のクラスの人とも仲良くなるきっかけになりました
体育祭
私の学校は4月に全学生が参加する体育祭が開催されます
綱引きや玉入れといった団体競技から、障害物競走といった個人種目まで豊富に用意されていました
時期的にも1年生は一体感、チーム力を生み出すきっかけに
2年生は1年生の時の反省を活かし良い成績を残そうとより意気込み
3年生は実習を直前に控えおびえながら最後の息抜きをする
各学年それぞれの思いを持ちながら楽しんでいました
1年生の時点では……
- 今まで関わる機会のなかったクラスメイトと話すきっかけができる
- スポーツが得意な学生の晴れ舞台に
- 勉強だけではみられないクラスメイトの一面が見れる
関わる機会がなかったクラスメイト
入学してまだ1か月もたたない頃
まだ話したことがないクラスメイトはたくさんいます
そのような中で、綱引きや玉入れといった団体競技に参加
勝っても負けても、喜びや悔しさを自然と分かち合う場になっていました
スポーツの晴れ舞台
勉強がメインである看護専門学校ではスポーツが得意でもあまり目立つことができません
そのような環境の中で体育祭はスポーツマンにとって大きな晴れ舞台になります
特に男子学生は人数が少ないので障害物競走やドッヂボールでは特に目立ちます
力強い男性は女性の目を引き、黄色い声援が飛び交っていました
また、ポイントとしては軽くボールを当てるなど、女性に対し優しい一面を見せることも好感度アップのキーになっているようですね(笑)
勉強以外の一面
座学やグループワークなど淡々と過ごしている日々とは違い体育祭では違った一面がみられます
競技に勝って大きく喜ぶ姿や舌打ちをして悔しがる姿など……(笑)
舌打ちは個人的には好感度アップですね(笑)
体を動かすことで気持ちが大きく解放されている感じでした
実習
1年生は10月になると初めての実習が訪れます
学年でランダムの5~6人グループが組まれます
学年全体から選ばれるため、かかわりがなかった他なりのクラスの学生とも初めて話す機会が生まれました
実習はみんな調べ物や提出資料の作成、実習の流れの確認などメンバーとは絶対に頻繁に話しをすることになります
また看護師を目指す学生はチームワーク、協調性が良いため適材適所で分業をして実習を乗り切っていきます(たまに乱れるグループもありましたが)
実習が終わったころにはみんなで乗り切った達成感をメンバー全員で共有することができます
そして、実習の最終日にはみんなで焼き肉の打ち上げに行きました(現役生はまだ18~19歳なのでお酒は飲めません笑)
一度同じグループになると次の実習で違うグループになっても、情報や資料の共有をすることが頻繁にありました
友達というよりは、もう戦友ですね
学校祭
私の学校では毎年11月に学校祭が開かれていました
この頃になってくるとクラスメイトとの関係性はとてもよくなっています
勉強や課題のことに関して、何でも気軽に相談できる環境が出来上がっていました
さて、1クラスあたり催物と食品の2つを出店することになっています
私のクラスは催物は血圧測定、職員はチョコバナナをしました
食品は仕入れや調理方法、催物は会場のレイアウト、血圧を測って何を伝えるのかなどをみんなで一生懸命話し合います
これにより、クラスの一体感がより強くなりました
特に意見が割れることもなく終了
忙しい勉強の大きな息抜きになりました
友達作りに関しては、ボッチになるのではと心配している方もいらっしゃるとおっもいます
以上に説明した通り、問題なく関係性を構築できるとおもいます
逆に性格が悪かったり協調性がなかったりする方がボッチになるのではないかと思います
学年発表
学園祭自体は楽しく終わったのですが、毎年1年生と2年生が別々に全学生の前で研究発表を行うのです
そこでは毎年1年生は男子軍団が発表を行っているとのこと
忙しい勉強とバイトの合間を縫って研究発表の準備はとても過酷です
どうしてもやりたくないと男子一同、学園祭委員会に抗議しました
しかし、やはり誰も発表をやりたくないため周りの「今年も男子がやるべきでしょ」という雰囲気に……
仕方なく承諾しました
しかも、その直前には初めての実習があります
放課後に男子で集まり打ち合わせ、帰ってから実習の勉強と準備
バイトがある日は22時にバイトから帰ってから実習の準備をしていました
男子はどうしてもこういう場面で矢面に立たされること立場であることをひしひしと感じました
しかしここで男子の関係性が一気に深まり、飲みに行くようにもなりました
まとめ
この頃にはほとんどの学生と良好な関係性を築き上げる事ができていました
これ以降は実習やグループワークを通してより関係性を深めることになります
私の印象として友達を作るきっかけはたくさんあったと感じています
自分から積極的に交流を持とうとすることも大切だとは思います
しかし、看護学生は漢字のわるい人はいない印象があります(そういう人は受験の面接で落されるようです)
様々なイベントがあるので雰囲気に任せて自然と話しかけられるようになり、関係性が気づきあげられるものなのではないかと感じます
まずはしっかりと無難に勉強を行い余計なストレスを感じないようにすることから始めましょう
あくまで人見知りな私の体験なので参考程度にしていただけると幸いです
コメント