社会人は再び学生に戻るとなると、大きな不安がありますよね
ぼくもネットとか学校見学で情報収集してたんだ
でも、ネットでも不安が解消されるような情報が少なくて……
わかった!
ぼくが看護学生になるときに気になってたことを教えるね!
ということで、少しでも詳細にお伝えできればと思います
内容はあくまで20代後半で入学した男性の個人的な感想と印象となっております
少しでも参考になればと思います
人 間 関 係
私は20代後半で3年制の専門学校の看護学生になりました
高校を卒業したばかりの子たちの集団にこの年で混ざるのはとても不安です
ということでまずは勉強よりも人間関係の構築が重要だと感じました
ということで、まずは最初の壁は友達作り(小学生みたいですが...)
高校生から現役で入学した学生はなんと18歳!
10歳ほど離れているためコミュニケーションがとれるかどうか大きな不安が...
人見知りな私は初日ドキドキで登校しました
結果的には大きなトラブルなくを学生生活を終えることができたのですが、そのきっかけはいくつかあります
- グループワークが鬼のようにあるため意見を交わすうちに話せるようになる
- 校内での実習が多くありそこで会話が増える
- 校内の体育祭や文化祭などの行事で一緒に作業をしていくうちに話せるようになる
- 男子学生同士でグループができる
グループワーク
1年生は実習がほとんどない分、座学、グループワーク、校内実習が大部分を占めています
その中でもグループワークの数も膨大で、3~4つの授業内でのグループワークを同時並行していた時期もありました
もう、誰がどのグループのメンバーかわからず、全く関係ないことを話しかけてしまう事もしばしば……(笑)
みんな必死になって、資料を持ち寄り課題解決に向けて一生懸命になります
このような状況になると、自然と意見交換という会話が生まれ、他学生との関係性の構築になります
私が見た感じ、静かそうな人もこれきっかけで普段から会話をするようになっていた印象があります
校内実習
校内実習では6人ほどのグループに分かれて事前に学習していた課題の介助を行います
担当の先生が付きで実際に行い、指導をしていただくといいう形です
指導の先生は厳しい方もいるため、事前準備はみんな手分けして綿密に行います
事前課題の情報共有もメンバー内で行うため、自然とコミュニケーションが生まれます
びくびくしながら当日を迎えるわけで、これが終われば戦地をともにした戦友となるわけです
イベント
看護を学ぶ場といっても学校なので体育祭、学園祭などのイベントごともあります
いつも忙しい、勉強や調べ事から解放され現実を忘れられる瞬間ですね
私の通っていた学校は入学して3週間後、4月のうちに体育祭があります
そのため、スポーツを通して交流が生まれるというわけです
チームで動くことが多い看護師ですが、その精神を養おうといいうことなんですかね
男子どうしの交流
看護学校や看護学部は現段階では女性の方が圧倒的に多い環境になっています
令和4年度(文部科学省)、看護大学に限った大学の統計ですが
男性…4476人(約9%)、女性…45209人(約90%)
数字を見るとはっきりわかりますね
このような環境下だと男性同士の結束が強くなります
私の学校では、毎年全学年の男子が集まり男子会という軽い会食を開いてくれていました
卒業した今でも交流があるほど仲が良くなります
また、ほかの男子つながりで女性とも仲良くなることもありました
現役生は18歳なので、3年生にならないとお酒を飲むことが出来なかったのが歯がゆいところでしたね(笑)
主にこのようなきっかけがあると感じています
中には自分と性格が合わない思う同級生もいますが、自分から話しかけなければほとんど関わらずにすごせると思います
実際、現役の学生たちは案外フレンドリーに社会人に話しかけてくれると感じました
私は3年制の専門学校であったため1学年80名ほどなので最終的にアットホームな雰囲気であったなという印象です
授 業
とにかく授業の種類が多い!! 教科書が重い…
ベッドメイキングや洗髪・清拭などの基礎看護や感染症、解剖生理学など多岐にわたります
座学だけではなく実習室での実技の授業も加わります
高学年になると法律や実践的な医療ケアの授業も
授業中に時々、「これは何の授業のつづきだっけ?」と混乱することもありましたw
そしてとにかく資料の枚数が膨大です
もらった資料をどのようにまとめるかとても悩みました・・・
私と同級生がどのようにまとめていたのかをご紹介します。
- 紙のファイルにとじる(画像上)
- パンチでプリントに穴をあけて(画像下)でものでまとめる
- クリアファイルに入れていく(個人的にはおすすめできません)
- 梅雨の時期にバナナを向いたようにファイルが外側にクルンと丸まってしまいます
- 分厚いファイルでカテゴリーごとに分けてまとめてとじる(パンチの穴は専用テープで補強が必須)
授業のコマ数は授業ごとに異なるため、様々な授業が同時並行で進んでいきます
最終コマが終了すると1週間~1か月ほどでテストがやってきます
いかに資料をわかりやすく丁寧にまとめるかがテストを乗り切る1つの手段であると思います
課 題
授業数が多いため課題の数も膨大になってきます
多いときだと5~6個の課題を同時並行で続けていた記憶があります
膨大な課題を乗り切った方法をお伝えします
- 時間があるときは放課後や帰宅後すぐその日のうちに終わらせる
- 同級生と課題の内容を共有する
- 先輩から去年の資料をもらう
一人で課題全てをこなすことは大切であると思います
しかし、仲間と協力して乗り切ることも重要ではないかと思います
都合の良い考え方・ズルいと言われてしまえばそれまでなのですが、課題が早く終わればテスト勉強など別のことに時間を割くこともできます
いかに授業を課題の多さを乗り切るかも大切だと思います
プライベート
忙しいと言われている看護学生にはプライベートはあるのかということを気にされている方々もいらっしゃると思います
結果的に申し上げると子持ち・既婚者・独身・実家暮らしの現役生・上京してきた学生など自身の立場によって変わってくると思います
私が入学前に気になっていた疑問を”独身一人暮らし男性”である私自身の立場での経験をお伝えします
アルバイトはできるの?
アルバイトをしている同級生は結構いました。忙しい中でアルバイトはできるものなのか……
ある同級生に話を聞くと、そのバイト先は授業やテストで忙しい時期に関しての理解があるとのこと。ある平日の様子を聞くと……
- 16時 授業終了
- 17~21時 バイト
- 21時半 帰宅
- 22~24時 課題(課題が重なるともっと遅くなります)
- 1時 就寝
- 7時 起床
といった日常のようです。毎日バイトをするわけではないので、そこまで辛くはなようです。
その他にも、看護学校は土日祝日が休みであるため、同級生の中には毎週金曜日の夜に病院の看護補助のバイトをしている人もいました。
実習の時期には平日が信じられないくらい忙しくなります。土曜日の午前中だけシフトを入れてもらうなど配慮をしてもらっているようでした。アルバイトを始める際にはこのように理解があるか、融通が利くかを聞いておくことも重要です。
そして学業が第一優先であることを常に頭に入れ、バイト漬けにならないように注意することが重要であると思います。
学校側も禁止はしていませんが、アルバイトは推奨していません。
生活費はどうしているの?
ひとり暮らしをしているため生活費は最大の問題でした。アルバイトをしようにも、勉強がおろそかになってしまいかねません……
そのような方に、“教育訓練給付金”と“教育訓練支援給付金”という国の制度があります
- 教育支援給付金は授業料の7割を国が支援してくれるというものです(在学中に5割、卒業したら2割の計7割)
- 教育訓練支援給付金は失業保険が切れた後も雇用保険の基本手当(日当)の8割を支援してくれる(働いていたころの約6割)
しかし、これらの支援を受けるためには条件があります
支援を受けるものが厚生労働省の指定されているものであるか(今回の場合は看護学校のカリキュラム)、雇用保険に3年間加入していたかなど細かく指定されています
もし、看護学校の見学会に参加したときなどに厚生労働省に指定されているか確認してもよいかもしれませんね!
詳しくは厚生労働省のHPを確認してみてください↓↓↓
友達と遊びに行ったりできるの?
実習やテストが連日続く時期でなければ遊びに行くことは可能だと思います。私は毎週のように友達と車で二郎系のラーメンを探して食べに行っていましたw 春休み、夏休み、冬休みはしっかりとあるので、これらの長期休みを利用して旅行にも行きました。遊びに行くことで関係性が構築され、他愛のない会話の中で授業や実習中の悩みや相談事を話し合っていました。
ま と め
入学前、看護学校の日常生活や実際の授業などの情報があまりないと印象を受けていました
看護師は目指したいが学生生活の情報がないと不安になってしまいますよね
今回の書いた内容が少しでも多くの人の助けになれればと思います
最後にこの内容はあくまでも私個人の経験・感想なので参考にしていただけるとと思います
実習に関しては情報量が多いため、また別の記事でご紹介いたします
つたない内容・文書ですが最後まで読んでいただきありがとうございました
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