看護実習中は過酷

看護学生時代の関連

看護学校に通うと必ず通らなければいけない臨床現場での実習

とても過酷です

そんな私の経験した看護実習の実際をお伝えできればと思います

この内容は私が3年制の看護学校に通っていた時代の内容になります

カリキュラムの変更やコロナ禍で実習内容の変更や校内での実習に代わることもあるかと思います

参考程度にしていただければと思います

臨床実習の流れ

私は3年制の看護学校に通っていました

3年間で1/3ほどは実習期間になります

5~6人のグループに担当の先生が1人就き(実習ごとに代わります)、実習先では基本的に看護師が実習指導担当として1人就いてくれます

グループのメンバーと実習先はランダムで学校側により決められます

実習の1か月前ほどになると実習のメンバーと担当の先生が発表になります

そしてグループメンバーでおすすめの資料や本、知識などの情報共有をします

そしてド緊張の中、実習が始まるという流れになます

学年ごとに分けてお伝えしたいと思います

1年時は基礎実習

1年生は基礎の実習です

1週間の基礎実習①と2週間の基礎実習②の2回あります

基礎の実習 其の1

基礎実習①に関しては患者とのコミュニケーションを取ることが中心になります

期間は1週間で月~金の5日間でした

学生1人が比較的症状の軽い患者を1人受け持ち、信頼関係の構築や患者の悩みや想いを聞くという実践の場でした

受け持ち患者の疾患の勉強や家出の生活などの情報はしっかりとするものの、本格的な看護過程(患者を分析するツール)の使用はまだありません

慣れない空間での活動で緊張もあり、手探りの状態であるためある程度のストレスはかかりました

しかし、最終的には患者とのの感動の別れが……

「頑張るんだぞ」とのお言葉をいただきました

基礎の実習 其の2

基礎の実習②は期間が2週間、月~金を2週行います

そして、看護過程(患者を分析するツール)の使用が始まります

これがまた難しい!!

ほとんどの学生が看護過程の使用に苦戦します

乏しい疾患の勉強に慣れない患者の情報収集、ぎこちない患者とのコミュニケーション、緊張する病院での実習……

2年生から始まる本格的な実習に向けて患者への介入も深くなってきます

現在の病状に合わせた清潔ケアの方法の考案・実践から始まり、患者への病識の理解への介入などもう毎日が訳わからず過ぎていきます

ストレスは過去に自分が感じた中で最高潮になっていました

それに加え、私の場合は指導者の担当看護師がとても厳しかったのです

一生懸命に援助の計画案を考えてきても、細部にまで修正と足りない部分を強い口調で指摘されメンタルがボロボロになっていました

今考えれば病気を患っている患者に中途半端な介入はできません。安全や患者のことを最優先に考えた指導であり、必要なことであったんだと感じています

生活面でも狂いに狂いまくっていました

実習が終わり17時ごろ家に着くと疲れからか、すぐに寝てしまいます

そして2~3時頃に起きて前日の実習の反省と、その日の実習の行動計画書や援助計画案の作成。疾患などの勉強を実習が始まるまでに行います

家事もやる気が起きず洗濯物は溜まり、お菓子が主食になっていました(笑)

そんな日々があっという間に過ぎていきました

しかし、最終日には「よく頑張った、しっかりと患者と関わることができていたね」となぜか誉め言葉をもらいましたが、実感がわかず複雑な気持ちになったことを覚えています

どこが良かったのか自分ではあまりわからなかったのですが達成感があり、その言葉で次もがんばろうと思えました

2年次から領域別の実習

2年生になると本格的な実習の開始になります

小児、老年(高齢者の患者を受けもつ)、在宅(主に訪問看護)、精神(精神科)などという領域別に分かれた実習をグループに毎にランダムのの順番でにすすめられます。※各領域ごとの詳細な情報はまた別の機会にお伝えできればと思います

また実習期間も1つの領域が3週間に延び、そして3つの領域を連続して行います

私の時は、11月中旬から2月の中旬までありました。

連続といっても間に授業やテスト・冬休みがあったりするため、3か月ほどかかっています

私はこの時からストレスによる肌荒れが進行し、常に落屑がある状態で皮膚科に通っていましたw

なんといっても領域ごとで看護過程の書式が変わるため、書き方や情報の取り方にとても苦労しました

そこで大切なのはグループでの情報交換です

いかに困っていることの情報を交換し困難を乗り越えていくことです

行動計画書にある1日の行動目標の内容や援助計画書のベースのデータを交換するなどいかに負担を減らすかということがカギになってきます。

生活面では基礎実習其の2と変わらず、変則的な生活になっていました

お菓子、エナジードリンク漬けの日々が...

ストレスとあまりの忙しさからあっという間に時間が過ぎ、気づいたら実習がおわっていたというかんじでした

アルバイトは平日に実習があるため土曜の午前中のみ行っていました

日曜は次の週からの実習準備に充てていました

3年次の領域別実習(コロナ禍スタート)

3年次の実習の内容は2年時と変わりません。

もっと言うと小児や老年といった領域別の実習を2~3年次に終わらせるといった内容になります。

私の学校は4月の下旬からスタートしました。

2年生との違いは、実習をしつつ就活を進めなければならないということです。

早い病院だと4月中には面接を終えて結果が出ることになります。

私は目標の病院に落ちて7月頃に内定をもらいました。

また、私の学校では就活の際に使用する成績証明書は2年次までのものになっていました

つまり、3年次の成績は就活には関係ありませんでした

私の代はこの年の2月頃からコロナが流行し始めてしまったため3年生からの実習は自宅学習がメインでした

ペーパーペイシェント(先生が考えたお題の患者)で看護過程を展開していくことになります

実習という感じは全くしません。

朝起きてみんなが起きているかの出席確認メールを学校に送り、個人で学習進めていましたがどうしても集中できず...

友だちとzoomをつなぎお互いにやる気を奮い立たせていました

やりくりがうまい人は落第点ギリギリをせめて力を抜いていましたが、わたしはビビりまくって今まで通り実習を進めていましたw

これが普通だと思うのですが...

3年生中盤からの実習は期間短縮し何とか学内での実習ができるように。

相変わらずペーパーペイシェントで看護過程を進め、学内で先生が患者役をし、患者にどのようにかかわっていくかを学ぶという方法でした

しかし、実際に患者に接する感じはせず、当たり障りなくこなしていくという感じでした

3年生の後半は期間短縮で病院での実習が開始

フェイスシールドで曇りまくり、汗かきまくりの中患者と関わりました

久しぶりの病院ということで張り切っていたことも在り、1,2年生の実習よりは楽しめたことを覚えています

統合実習

この実習は、3年間の締めくくりの実習です

2人の患者を受け持ち、検査、点滴の交換、清潔ケア、情報収集などの多重課題をいかに乗り越えていくかという実習になります

いわば、3年間の集大成ですね

通常なら夜間(21時まで)の実習などもありましたが、私の場合は2人受け持ちだけでした

実習内容は今までの実習の内容をうすーくひろーくこなしていくという感じで、なんとなくですぐにおわりましたw

まとめ

1年生の頃はなれない作業、慣れない環境が多くストレスが多くかかっていましたが、経験を重ねていくにつれうまくこなしていけるようになります

人それぞれだとは思いますが...

また、メンバー・引率の先生・病院・病院の指導者によって厳しさや環境はずいぶんと変わってしまいます

どんな環境であってもしっかりと勉強をして、メンバーや同級生・先輩と情報を共有して効率的にこなしていくことが重要だと思います

病院に行けるうちに多くの経験を積むことは看護師になってからも大切な知識になります

実習はあまり良いイメージを持っている人はあまり多くないと思います

こうして経験をお伝えして少しでも実習をスムーズに終えることができるようになることを願っています

今回の内容はあくまで私が経験した内容になります

参考程度にしていただければと思います

看護学生に幸あれ...

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